【富田学童クラブ】足利っ子わいわいフェスタ16がおわって

わいわいフェスタの様子を富田学童クラブだよりから抜粋して紹介します。

☆ステージ発表?!

ステージ発表の練習は、けん玉・ダンス・一輪車・ダブルダッチのパートで、やりたい子が普段の遊びの中で楽しみながら少しずつ。全体での流れをつかむリハーサルは、二日前に校庭で一度だけ。その時、いきなりダブルダッチに突っ込んできた1年生3人。「えっ? やるの?!」しかも、上級生たちのダンスにもいきなり入って踊りだす。「えっ? できるの?!」一年生はできなくてもご愛敬。しかし、「できない」「やらない」と尻込みしていた3年男子は、前日に強制・命令!!

「やればできるのに、最初からやらないのはダメでしょ!」 ちょっとやったらできるようになり、ギリギリセーフ。

不安だったのは、酷使されている一輪車のタイヤ。不安的中。前日は、2台パンク。当日も1台パンク…💦 

さて、当日。ほぼぶっつけ本番の1年3人組につられて、一度も練習していない1年のY君もダブルダッチにダンス?! それを拍手で歓迎する4年生。ダブルダッチの順番待ちの間も体が自然と踊りだす女の子たち。 もはや「ステージ発表」ではなく「普段の遊び」そのまんま。小さい子も大きい子も、男の子も女の子も、できる子もできない子も。「みんなでやろ~!」

そんなわいフェスの様子は、後ほど、動画配信します。

さて、わいフェス後、今まで目もくれなかった1年男子3人は、一輪車にチャレンジ! 特に1~3年生たちは、このわいフェスに向けて一輪車に乗れるようになったり、みんなとコラボ技にもチャレンジしました。そして、益々一輪車に夢中。これは、明らかな「わいフェス効果」♪ 次の発表の場はいつかな~?


足利っ子わいわいフェスタ17が終わって

17回目を迎えた、足利っ子わいわいフェスタは、天気にも恵まれ、過去最多!?の約千四百人もの来場者で大盛況でした。協力して頂いた保護者のみなさまありがとうございました。純利益は約16万円! この利益は、子ども達と話し合い、子どものために使わせて頂きます。

☆癒しグッズを求めて

ワイフェスは子どもの参加する権利を大切にするお祭りなので、収益も毎年話し合いをして使い道を決めます。今年はお城やドリンクバー、地下室など大喜利のようなリクエストが多いですが、毎年出てくるのがソファーや動物などの癒される柔らかいもの。一見、おふざけに見えるドリンクバー・地下室・2階なども、少人数で安心できるスペースや飲み物で一息入れたいという願望があるのかもしれません。丁寧に子ども達に説明しながら購入する物を吟味していきたいと思います。

☆ワイフェスの感想

子ども達にワイフェスの感想を聞きました。その中で、面白かった回答をピックアップして紹介します。

・お客さんがいっぱいで驚いた

・沢山お店があって楽しかった

・店番が忙しくて大変だったけど楽しかった

・楽しくてワイ銀の手伝いもあっという間だった!

・モルック体験で練習してから、ゲームにおいでと教えたら、その子がお礼にお菓子をくれた   のが嬉しかった。

・お客さんがニコニコ笑ってくれて嬉しかった。

・お昼ご飯が美味しかった。知らない人と仲良くなった

・自分たちで考えたゲームだけど、沢山お客さんが来て良かった。

・練り歩いて呼び込みをする時、知らない人に声をかけるのが最初はドキドキだったけど、買ってもらえた時は気持ちよかった。

・看板を持って大きな声を出して楽しかった。

・人がいっぱいでこんなにベイゴマ欲しい人いるの?って思った。

・いろんな人にいろいろ教えて疲れた。

ワイフェスを通して、ドキドキ・ワクワク。時には苦労したなど、様々な感想がありました。ステキな感想が生まれたのは主体的に取り組んだからこそだと思います。感想を読んで、

ワイフェス17は成功したんだ!と実感しました。これからも、子ども達の主体性を大切にして、一緒に学童の生活をつくっていきたいと思います!

☆職員の感想

ワイフェスという大きな行事は毎年大変ですが、子ども達の成長を見られる貴重な機会です。1年生で大きな成長を感じたのは、KとY。Kは姉御肌でIとTを引っ張っていますが、言葉が強いこともしばしば。しかし、一輪車に乗れるようになり、女子グループとも遊べるようになり、口調や表情もだいぶ柔らかくなりました。もしかしたら、言葉が強いのは、自分の居場所がここにしかないという焦りからなのかもしれません。I・TもKの影響を受けて、一輪車の練習を少しずつ始めています。響き合う子どもの姿を垣間見た瞬間でした。

Yは慎重派で、その気にさせるのが難しいタイプ。「やってみない?」と誘っても「嫌!」と幾度となく断られてきました。ただ、ダンスは好きなようで、同じダンス好きのMやHと踊って遊ぶことが増えました。すると、慎重派ゆえに、ネガティブ発言が多かったYが「明日も頑張ろう♪」とポジティブな言葉が増えました。ワイフェスをキッカケに心がほぐれてきて、良かった♪ 

しかし、良い事ばかりではないのが世の常。2年男子は、恥ずかしがりが多く、ダンスやダブルダッチに誘ってもなかなか来ず。本番で出来なかったら恥ずかしいからという理由で1回だけダブルダッチの練習をしましたが、安心すると、そのままフェードアウト。K②「校庭に行くとダブルダッチやらされるから行かない方が良いよ」と触れて回るなんてこともありました。子どもの権利には参加しない権利の保障もあるので最終的には強制しません。Y②は「楽しみすぎて待てない!」と当日はサングラスをして出演。はたまたAとK②は「発表に出たらお母さん喜ぶよ」と最後に背中を押してみましたが、観客席の一番前のど真ん中の席でニコニコ観覧。良い度胸してるなと逆に感心してしまいました(笑)。来年はやる気スイッチが入れられると良いんだけど。

☆高学年の姿

高学年で印象的だったのは、自分たちの力で! という自主性。モルック屋は、4・5年の助けいらねえ! と威勢は良い6年生。だけど、計画性を持って進められるのはY⑥だけ(笑)。準備は総動員でなんとか完了。当日は、流石は高学年という感じでした。女子はいわゆる女性脳ともいわれる協調性や計画性が、全体的に高く、男子とは違う一体感がありました。5年女子は、ほぼ自分たちの力で準備を進めたので、ゲームで設定した点数が大きすぎて中学生ボランティアに計算してもらったなんていう珍事件も発生。責任を持って参加すれば自分では気づかなかった至らないことは必ずあります。振り返りで「来年はもっと簡単に計算できるようにする」と良い勉強になったようです。

☆学童ならではの魅力

ステージ発表では、「発表のための練習」ではなく「普段の遊びを紹介」という形を大切にしています。でも、真面目なA④とM⑤は難しそうなダンスに口をあんぐり。そんな二人が教え合ってダンスを覚えている子もいれば、千人以上の前で司会をしているにも関わらず、暇つぶしにコサックダンス? を始める緊張感のないM・S⑥なんかもいる。習い事などの強い枠組みだったら、確実に怒られているでしょう(笑)。学童という緩い枠組みだからこそ、真面目に練習する子、楽しければOKな子,、様子見な子など、その子らしい様々な姿が見られるのが学童の魅力だと感じました。学童だからこその魅力をこれからも大切にしていきたいと思います。来年も頑張ろう!

アニマシオン富田学童クラブ

足利市にある富田学童の日常を発信中