【富田学童クラブ】1~2年生懇談会
R.4 12月2日に今年初の懇談会を行うことが出来ました。この記事では、諸事情で参加できなかった家庭に向けて、懇談会でお話しした原稿を載せて、学童でどのように過ごしてきたかを伝えさせて頂きます。また、最後に約半年間の動画もあるので、ぜひご家庭でご覧ください。
※HP上なので、名前はイニシャルで表示しています。(学童太郎=G,T)
1年生
今年の1年生は13人。去年の9人に比べて、とてもにぎやかなスタートでした。
4月当初は、氷鬼がやりたいけど、みんな鬼をやりたがらない。ジャンケンで負けると泣く。鬼に捕まっても凍らないで逃げてしまう。始まってもすぐにやめてしまう。続かないから遊びこめない。みんなが、指導員と1対1で遊びたがる。指導員の取り合いでケンカになる。そんな状態で、集団でのルールのある遊びは難しかったです。もしかしたら、コロナが始まった2年間で、鬼ごっこやじゃれっこなどの遊びを制限されてきたのかな? 幼児期の遊びの経験が乏しくなっている気がしました。加えて、マスク生活でお互いの顔が見えない中で、相手の気持ちを読み取る機会も少なくなっているのかな~? と色々考えました。
そういった姿の中からのスタートでしたが、女の子はすぐに一輪車に食いつきました。男の子は鬼ごっこやモルック。特に、K,KとA,Sは、毎日紙を丸めて剣を作って戦いごっこ。同じ遊びを毎日飽きもせずに繰り返していました。鬼ごっこで校庭中を走り回り、足腰はずいぶん鍛えられたと思います。
2年生
2年生は9人。男の子5人に対して女の子は4人ですが、明らかに女子の方が強い!心優しい男の子たちは、女の子たちの尻に敷かれています。一輪車を今は全員乗りこなすようになりましたが、1年生の後半に入所したY,S君、2年生から入所したS,Y君、そして、S,R君は、みんなに追いつくのは大変でした。でも、1年生に負けたくない!と、2年生になってから一輪車をやり始めました。恥ずかしがり屋のN,Kちゃんは、1年生の頃はなかなか写真も動画も撮らせてもらえなかったですが、一輪車に乗れるようになってから、激変しました。O,Hちゃんは運動神経抜群ですが、いろんな友達と遊ぶのが苦手です。いつもいっしょのN.K・N,Sがお休みの時は、1人でぽつ~んとしていたりします。2年生たちは、上級生たちと一緒に遊ぶ機会が少なく、どうやったら異年齢集団で遊べるか…、模索中です。
さて、11月3日の足利っ子わいわいフェスタでは、保護者の皆さんにも大変お世話になりました。改めて、お礼申し上げます。このワイフェスは3年ぶりの開催なので、1~2年生にとっては初めての経験です。まずは、お店の分担から。1年生は割とすぐに、希望が上がりましたが、2年生はなかなか決まりません。こちらとしては、店番ができなくてもいいから、見習いとして、ワイフェスの雰囲気を感じてくれればそれでいいのですが、どこかに所属して居場所を作ることは丁寧にやりました。次に、ステージの相談です。1~2年生が参加しやすいように、運動会でやった「ツバメ」のダンスを選び、1年生の女の子たちはすぐに食いつきました。ところが、2年女子のN,K・O,Hはビビりまくり。「だって、いっぱい人が見てるんでしょ? 失敗したらどうするん。まだ全部踊れない。やらない」と後ろ向き発言。一輪車もとっても上手なのに「やだ、やんない」。1年女子の方が勢いがある中で、先に1年女子の練習を進める中で、10月の1か月間、N,Sちゃんがお休みということもあり、2年女子はなかなかその気になってくれませんでした。そんな中で、O,Sちゃんは、毎日一輪車に乗り、やる気満々。尻込みしている2年女子ではなく、3年女子チーム入り。3年生たちのリードで、見事に本番も3人プロペラに成功。ワイフェス終わった後の振り返りの話し合いでは、O,Sちゃんは「一輪車、やったー!!!」と発言しました。
2年男子達は、S,R・S,Y君が出遅れていたのですが、このワイフェスに向けて、ぐんぐん一輪車の腕を上げていきました。一方、M,TとW,KとN,Kは一輪車がとても上手なのに「この一輪車じゃなくちゃ乗れない」と拘り、同じ一輪車を我先にと奪い合ってみんなでの練習がなかなかできない。Y,Sは出ても出なくてもどっちでも良いよと、のらりくらり。2年男子全員でやるぞ!という気持ちをワイフェスに持っていくのが大変でした。ようやく2日前に全体でリハーサル。この日に1カ月ぶりで復帰したN,Sちゃん。追いつくのは大変! 気持ちの揺れるS,RとS,Y君は、前日になってもまた!「やっぱり出ない」と言い出し、ヨコにとことん怒られて、チーン…。ようやく腹をくくりました。ビックリしたのは、1年男子達です。ダンスも一輪車もダブルダッチも、普段のあそびの中ではまったく興味なし。今年は見習いなので、それでもいいと思っていたのに、本番2日前の全体リハーサルで、いきなりN,Y・K,Y・A,Sがダブルダッチに入ってきました。もちろん跳べません。「えっ? やるの?」とビックリ。おまけに、上級生たちに混ざって「新時代」のダンスも飛び入り参加。「えっ?できるの?」あまりにもかわいい飛び入りに大爆笑。もう、なんでもあり! もっとびっくりしたのは、O,Y君。ぶっつけ本番で飛び入り参加?! みんなの楽しそうな雰囲気につられて、やってみたくなったんですね。ワイフェスのステージは、完成度を求める「発表」ではなく、「やりたい」という気持ちを大切にしていたので、大成功!!!だと思いました。
さて、ワイフェス後、T,AとH,M・T,T君たちも、上級生たちに混ざって、一輪車の練習をやり始めました。1年女子達の一輪車チームも、体育館前の坂や凸凹コースも転ばずに漕げるようになって、4人~5人でのプロペラもできるようになってきています。2年女子チームは、後ろこぎや振り子など、難易度の高い技にチャレンジしています。2年男子チームは、「この一輪車じゃなきゃ乗れない!」をようやく卒業して、いろんな一輪車でも乗ってみたり、「もっと高くしてみる?」とアドバイスすると、「うん」と素直に聞き入れることができるようになってきました。毎日校庭に行くときは、一輪車。そして、この頃では、一輪車だけでなく、上級生たちとのサッカーにも入るようになっています。
学童は学校と違って、異年齢の集団です。幼児期が残る1年生と思春期に入る6年生が一緒に生活する、ある意味カオスな場所です。今回のようなワイフェスを通して、上級生たちにあこがれたり、いっしょにやってみたいという思いが膨らんだことはなによりの成果です。そんな学童での子どもたちの成長を、おたよりや映像を使って伝えていきますので、これからもよろしくお願いします。
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